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2019-04-19

レインボーコーラス 第14回コンサート 2019年4月7日 クレオ大阪東

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レインボーコーラスの第14回コンサートにゲストとして出演させていただいた。
この合唱団の指揮者をされている石若雅弥さんは、私の出身大学の後輩にあたるが、個人的に私が作曲を教えて頂いている作曲の師でもある。

今回3回目のチャレンジとなる、中谷庸子作曲「フルートとマリンバのための彩・いにしえ〜古代の赤 ・丹(ni)〜」は私にとって現代音楽への扉が開いた記念すべき曲でもある。

 

これまでの私は、現代曲と名のつく曲はあまり好きではなく、積極的に取り組む事はなかった。

今回、この曲の作曲者である中谷庸子さんから不明な点はなんでもご連絡くださいという有り難い言葉をいただき、最初はだいぶ遠慮をしていたのだが、LINEを使って、ボストン在住の中谷さんに演奏方法を質問したり、中谷さんの作品への思いや、思い描いているイメージを伺ったりした。
また、テレビ電話を使ってのリハーサルを提案いただき、13時間時差のあるボストンと河内長野の間でリアルタイムに音の響きや、各部分のイメージなどについて、意見交換をさせていただいた。
まさに作曲家と演奏者が共に協力して音楽を作り上げていくという現代音楽ならではの体験だった。古典音楽にない現代音楽の可能性や良さを発見することが出来て、私の現代音楽への姿勢を変えるきっかけになった。

 

1月の学園前ホールでの演奏は、マリンバとフルートの音量のバランスの問題があり、今回はその点のついては気配りが出来たように思ったが、淡い色のイメージのハーモニーを奏でる部分の表現は、まだまだイメージ通りには弾けていないと思った。

 

また、盛り上がりを見せる後半の速いパッセージの正確な打点と叩かずに響かせる音色の実現はまだまだだ。ここをいつの日か克服して、もっと作曲家の意図する音、和音を表現できるようにならなければと思った。

 

 

演奏会が終わり、使用したマリンバを自宅で組み立ててホッとしたところへ、夜電話がはいった。なんと、我が家の子どもたちが大変お世話になった保育園の元園長、坂本みきこ先生からだった。レインボーコーラスに先生の娘さんが団員として所属されていて、聴きに来られたとの事。「いにしえ」も「川の流れのように」もすごく良かったと言っていただきとてもホッとした。ありがとうございます。

 

 

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今回は石若先生に2曲も伴奏をしていただいた。「川の流れのように」では、さっとその場でアレンジしながら伴奏を弾かれるのはさすがだ。気持ちよく弾かせていただいた。

 

フルートの川本さんとは3回目の共演。練習のたびにおしゃべりにも花を咲かせた。二人で練習と本番を重ねるごとに一回きりだけの共演にはない、曲に対する色々な角度からのアプローチが出来たのではないかと思う。終演後、また一緒に演奏したいねと二人で話した。

 

作曲者による曲目解説

中谷庸子

彩  〜   いにしえ~古代の赤、丹(に)~

私の中での最近のテーマは、音で色を表現するということ。マリンバとフルートの特性を生かし、少しでもそれが表現できればと試行錯誤した。題名からもご想像いただけるよう、今回の曲「彩、いにしえ ~古代の赤、丹~」は、色彩の中でも古代の赤色に焦点を絞ったもの。辞書などを見ると、「丹」は「赤土の古語」とあり、鳥居など都の様々な建物に「丹」が使われたという事実からも非常に重要な色であったことは容易に想像できる。平城京への遷都から1300年を迎えた2010年に、この曲を書き終えた。時空を超えてひととき当時の都へ思いを馳せた。

 

大阪音楽大学作曲学科卒業。米国オレゴン大学より修士号を、またブランダイス大学よりアイラ・ガーシュイン賞を受賞し、博士号を取得。2010年に兵庫西宮にて、また2011年にベルギーのブリュッセルにて、自作品によるリサイタル「詩情の音」を開催する。舞台、映画、室内楽と多方面にわたる作曲活動の傍ら、2014年NPOヴィヴァーチェを立ち上げ、多彩な企画で音楽活動ならびに音楽教育を推進中。ボストン在住。
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