2019・1・14新春コンサート 学園前ホール

新年は、新春コンサートから始まる。
今回の演奏曲は、フルートの川本玉代さんと一緒に取り組んだ 、中谷庸子さん作曲

フルートとマリンバのための「彩・いにしえ〜古代の赤・丹(ni)〜」。
この曲は、昨年10月にさやかホールで初めて演奏した。

この曲の冒頭はマリンバの低音から始まる。一転して緊張したテンポでフルートとマリンバが掛け合い、絡み合い、曲が進んでいく。わくわくする旋律だ。

 
中間部は、緩やかで美しいハーモニーの響きに支えられて2つの楽器が自己主張し、相手を受け止めながら進む。
中間部の最後の方の旋律は互いの熱さが幾重にも重なり合っていく。私はこの部分が好きで、自然に、気持ちが入る。

 
中間部が終わると、いよいよ戦闘開始(私が勝手に心の中でつぶやいている)
心躍る旋律とリズムの掛け合いが速いテンポで続く。相手の流れに乗り遅れないようにかなり緊張する。
高揚感が最高に達したのち、お祭りが遠ざかっていくように曲が終わる。

今回のコンサートには、ボストン在住の作曲者、中谷庸子さんが聴きに来て下さり、演奏終了後は舞台に上がっていただきお話を伺った。

種谷先生は、「この曲がここ奈良の地で演奏されることの素晴らしさ」をおっしゃったが、まさにその通りだと思った。

たくさんの課題が見つかったコンサート。

また明日から練習に頑張らないといけないなあと思う。