2019年8月、9月は懐かしの京都でのコンサート

8月、9月は思い出の京都で様々なコンサートが開かれた。夫と二人、3週連続で京都に足を運んだ。

1週目     中田麦リチェルカコンサート

まず8月最後の土曜日は中田麦さんのリチェルカコンサート。     マリンバは4本バチより2本バチの方がむしろ難しいのではないかと私は常日頃思っているが、中田麦さんの2本のバチから奏でられる音楽は耳にとても心地よく響いてくる。マリンバに向き合う中田麦さんの真摯な姿勢が音色に出ていると思った。ハンガリー舞曲がとても新鮮だった。

コンサートの後は、生麩の美味しいお店が近くにあるので、閉店間際に駆け込んで、買い物。やったあ!

2週目   宮本佳計テノールリサイタル

9月8日は私の大学時代からの友人の宮本佳計さんのテノールリサイタル。今回で28回目だ。仕事をしながらこつこつと年に一回のペースで地道に活動してきた彼の努力に敬意を表したい。今回のプログラムはフォーレとフィンジ。大学時代は、彼のテノールの甘い声を彼の解説と共にしょっちゅう聞かされていたが、その時の様子を思い浮かべながら聴いた。

大学時代の友人の「りーよん」や宮本氏の妻である「へーすけ」とも会えたし、同じ下宿でいつもつるんでいた「グリちゃん」とは終演後、上桂駅前にあるおばんざい屋さんで一緒に食事も出来、楽しいひとときをもつ事が出来た。

   3週目  

布谷史人&ベンヤミン・ヌス    マリンバ&ピアノ ディオリサイタル

9月19日は布谷史人さんとベンヤミン・ヌスさんのマリンバ&ピアノ ディオリサイタルを聴きに出かけた。布谷さんには、リベルタンゴの楽譜を手に入れるときに、大変お世話になり、いつか感謝の気持ちをお伝えしたいと思っていたが、今回その思いをやっと叶える事が出来た。

私が4月に演奏した「フルートとマリンバのための彩・いにしえ〜古代の赤・丹〜」の作曲家である中谷庸子さんに曲を委嘱し、それを初演されたのが布谷さんで、中谷庸子さんからそのお話をお聞きして、なんと御縁があるんだろうと思っていた。

今回は演奏者の布谷さん、それに素晴らしいピアノを聴かせて下さったベンヤミンヌスさんともツーショットを撮らせていただいて、やったあ!

京都に来ると、ふと40数年前の自分がそこを歩いているような気分になり、しばし思い出にふける。やっぱり京都はいいなあ!