エリーナ・ガランチャ メゾソプラノリサイタル シンフォニーホールにて2022年7月1日
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やっと念願のガランチャのリサイタルを聴くことができた。
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2010年のドゥダメル指揮ベルリンフィル・ジルヴェスター・コンサート(NHKプレミアムシアター)で、初めて彼女の歌を聴いた。「カルメンのハバネラ」や「サムソンとデリラのアリア」を聴き、なんて安定した自然な声の出し方で、かっこいいのだろうといっぺんにファンになった。その時から、一度生演奏を聴いてみたいとずっと思っていた。一昨年ガランチャが来日すると知って、すぐにチケットを購入したが、残念ながらコロナで中止、今年やっと念願が叶った。
7月1日、仕事が終わって、夫とシンフォニーホールに向かった。
開演前
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ガランチャが舞台に姿を現すと、その華やかで凛とした姿にまず感激した。プログラムはブラームスから始まったが、期待通りの安定感ある心地よい声だ。高音も中音域と変わらない豊かさ。これだけ細部まで行き届いた声を出すために、日々どれだけ精進を重ねているのだろうか。
ブラームス、ベルリオーズ、サンサーンス、ドビッシー、ラフマニノフなど、多岐にわたった作曲家の作品が演奏されたが、ガランチャの声に魅了されているうちに、あっという間に時は過ぎた。
スタンディングオベーションで感激を表現する観客に応えて、アンコールはなんと7曲も歌われた。ハバネラを歌う時は「ホラ、拍手拍手」という感じで、自ら拍手を客席に向かってするなど、なんと愛嬌のある人柄。ガランチャが急に近くなったような気がした。
プログラム
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私は、今回ガランチャのコンサートを聴き、素晴らしい音楽はこんなにも人の心を掴み、高めてくれる力があるんだと改めて思った。
夫と2人、とっても充実した気持ちで会場を後にした。
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終演後
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