マリンバ教室 第1回発表会 2018年3月18日

マリンバ教室として、初めての発表会を自宅で行った。

1階のリビングのテーブルなど大きな物を片付けて会場作り。客席は家にある椅子をかき集めた。2階からマリンバを降ろすのもなかなか重労働で、夫の協力無しではとても出来ない。朝9時半からリハーサルを始め、開演は11時。ご家族のみなさんが見守る中、発表会は始まった。

923E9673-A18A-41FB-A995-A892415AD247

この日に向けて、何度も模範演奏を聴いては、自宅のマイ木琴で繰り返し練習をしたT君。この長い曲をちゃんと覚えて、リズムに乗って最後まで弾けるようになったし、集中力もついてきた。

発表会に向けて「毎日必ず練習をする」という目標を掲げて頑張ってきたHさん。「ウイリアムテル」は、私が小学校6年の時に初めて弾いた曲だが、発表会が近づく頃には、かなり速いテンポで、強弱も付けて弾けるようになった。

構成力がいる難しい現代曲に挑んだのはUさん。マリンバで公立高校の音楽科を目指すと決め、様々な要素が入ったこの曲に取り組んだ。集中力と努力で、見事音楽科に合格。さすが、よく弾き込んできた演奏だった。

音楽性豊かで、自分の表現が出来るN君。リズム感が必要とされるこの曲をピアノとの掛け合いをちゃんと感じて弾けた。聴いている観客のみなさんにも楽しんでもらえたのではないだろうか。

4本バチの曲を発表したのは、Oさん。速いアルペジオをさらっと流しながら、旋律を浮き上がらせて行くテクニックのいる曲だ。曲想を捉えて、自分なりに歌って弾く事が出来た。

社会人のTさんは、マリンバを始めたのが、昨年の10月で、仕事をしながらの練習。楽譜が真っ黒になるくらい練習に取り組み、マリンバの優しくて美しい響きを聴かせてくれた。

71204BF0-BAC4-43FA-8E39-B066B6C4D954

特別ゲスト演奏は、チェリストの松原光さん。河内長野を中心に演奏活動をしているフリーチェリスト。大阪音楽大学器楽科を卒業後、専攻科を終了。2017年発足の市民オーケストラ『河内長野フィルハーモニック』のチェロパートリーダー。ラブリーホールでは毎年ソロコンサートをひらき、今年8月で7回目を迎える。公民館や、福祉施設、学校、寺等での演奏会も精力的に行っていて、河内長野市の人玄国宝にチェリストとして認定され、地元では『河内長野のゴーシュ』として親しまれている。

本日演奏いただいたのは、バッハのチェロ組曲一番プレリュード、もののけ姫、サンサーンスの白鳥。なかなか生では聴く機会のないチェロの音色。人の心にすっと入ってくる重厚な音色に癒される。バッハのチェロ組曲は、マリンバでもよくトライされているが、「チェロの表現力の多彩さには太刀打ちできないなあ」と演奏を聴いて思った。

素晴らしい演奏をどうもありがとうございました。

D118ED63-F68C-4AE5-8145-5906CFA81987

私が演奏した曲目はピアソラのリベルタンゴ。マリンバ奏者の布谷史人さんが編曲されたものだ。楽譜がなかなか手に入らず、布谷さんにお願いして、Edition Svitzer社から直接取り寄せていただいた大切な楽譜だ。どの部分もステキなメロディーとリズムで、ピアノと掛け合いながら、弾いていてとても楽しい曲だ。(楽しいけれど、まだまだ出来ていないところはある)マリンバにとてもよく合っている。この曲に出会えて本当に良かったと思う。

ピアノ伴奏編曲との伴奏をしてくれたのは、Sさん。私が在職中は中学3年生で現在大学1回生。在職中には『熊蜂の飛行』の伴奏もしてもらった。彼女の伴奏は、リズムが明確でとても弾きやすい。大学の授業やクラブ活動で忙しい身だが、無理をお願いして、今後も是非お付き合い願いたいと思っている。

0DA03C6D-134C-4DA0-A2A0-B8290680063E

無事発表会を終え、その中で生徒さん一人一人の今後の課題も見えてきた。

来年は、ホールを借りて発表会を実施したいと考えているが、一年後、成長した姿を舞台で披露できるように、これからのレッスンに力を尽くしたいと思う。

最後に、お休みの中、聴きに来てくださったみなさん、どうもありがとうございました。